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日本のなかの朝鮮 金達寿(キムダルス)伝 廣瀬陽一

日本のなかの朝鮮 金達寿(キムダルス)伝

日本のなかの朝鮮 金達寿(キムダルス)伝

  • 廣瀬陽一
  • 定価(本体2300円+税)
  • 四六判 240頁
生誕100年!
神奈川近代文学館にて『生誕100年 金達寿展』開催中!
いま、あらためて評価されるべき
「在日作家・日本のなかの朝鮮文化研究者」の生涯
《日本のなかの朝鮮隠し》は許されない。

2020年に生誕100年を迎えた金達寿(キムダルス)。
日本と朝鮮の関係を人間的なものにするために彼は表現し続けた。
その軌跡の全体像を初めて紹介する本格評伝。

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『生誕100年 金達寿展』詳細→神奈川近代文学館

金達寿とその時代」」に続いて、生誕100年を踏まえて、金達寿研究の第一人者が書き下ろす、決定版・評伝。
より多くの人に金達寿のことをを知ってほしい。彼はなにを希求していたのか。

金達寿(1920~1997)
文学者・古代史研究家として活躍した在日朝鮮人知識人。
植民地下の朝鮮南部に生まれて、10歳で〈内地〉に渡る。
日本の敗戦=解放後、本格的に日本語での文学活動を展開し、
「在日朝鮮人文学」というジャンルの確立に決定的な役割を果たした。
1970年代を境に活動の重心を古代史に移すと、「帰化人」概念の批判を通じて「渡来人」の語の普及に大きく貢献した。
そうした活動は、日本社会と在日朝鮮人社会に多大な影響を与えた。
代表作に小説「玄界灘」「朴達の裁判」「対馬まで」、古代史紀行『日本の中の朝鮮文化』(全12巻)など。
著作集に『金達寿小説全集』(全7巻)、『金達寿評論集』(全2巻)がある。

【目次】
序――「朝鮮隠し」のカラクリから抜け出す
第1章 誕生から〈解放〉まで
第2章 民族主義青年から共産主義者へ
第3章 政治組織と文学運動
第4章 文学から古代日朝関係史へ
第5章 訪韓とその余波
第6章 晩 年

あとがき
略年譜
参考資料

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廣瀬陽一(ひろせ・よういち)
1974年,兵庫県生まれ.
大阪府立大学大学院博士課程修了.博士(人間科学).
日本学術振興会特別研究員PD.
主な著作:『金達寿とその時代──文学・古代史・国家』(2016年5月,クレイン),「在日朝鮮人から見た「転向」の言説空間──金達寿文学における〈親日〉表象を通じて」(坪井秀人編『戦後日本を読みかえる 第5巻』2018年7月,臨川書店),「中野重治「模型境界標」論──「朝鮮人の転向」をめぐって」(『JunCture』10号,2019年3月,名古屋大学大学院人文学研究科附属超域文化社会センター).

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