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ポッカリあいた心の穴を少しずつ埋めてゆくんだ 加藤典洋 著

ポッカリあいた心の穴を少しずつ埋めてゆくんだ

ポッカリあいた心の穴を少しずつ埋めてゆくんだ

  • 加藤典洋 著
  • 1900円(税別)
  • 四六判 288頁 / 2002年4月発行

2001年9月11日の同時多発テロ以後、「世界」がさしだす問いにどう向きあえばよいのか。そして、いま何を考えればよいのか。戦後批判の一連の著作を終え、この時代の生き方の道筋を示す、書き下ろし・未発表論考を含む著者21世紀初の評論集。村上春樹論から柳美里裁判までの文芸評論を含む。

九月十一日のできごとは、世界の空に、
ポッカリと「心 の穴」をあけました。
青い青い空をじっと見上げていると、その穴の深さがわかります。
......日常生活の中で、自分の楽しみを見つけながら、その同じ場所から、遠くに住む気の毒な人々、飢えのため死んでいく人々のことを思い浮かべる。
何と悠長なことを、何と偽善的なふるまいを、と言われるかもしれません。でも、少しずつ、少しずつしか埋まらないものがある、僕達には、この新世紀、この遅さをおぼえ、このささいな自由の心弱さに慣れる仕事が、残されています。

「『ポッカリあいた穴』――9月11日以後の世界の、はじめに」より

[本書の内容・目次より抜粋]
・「ポッカリあいた心の穴」―9月11日以後の世界の、 はじめに
・小泉首相に欠けているもの / ・ 「日の丸・君が代」について
・同時多発テロと日本の進路 / ・『敗戦後論』をめぐるQ&A
・憲法と力 / ・非西洋近代の可能性
・言葉と、移植患者の身体と / ・「石に泳ぐ魚」の語るもの
  ――柳美里裁判の問題点

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加藤典洋(かとう・のりひろ)
一九四八年、山形県生まれ。東京大学文学部卒。
国立国会図書館勤務を経て、現在、明治学院大学国際学部教授、文芸評論家。主な著書に、『アメリカの影』(講談社学術文庫)、『日本の無思想』(平凡社新書)、『「天皇崩御」の図像学』(平凡社ライブラリー)、『日本という身体』、『敗戦後論』、『戦後的思考』(以上、講談社)、『言語表現法講義』、『可能性としての戦後以後』、『日本人の自画像』(以上、岩波書店)など。

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