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対話のために――「帝国の慰安婦」という問いをひらく 

対話のために――「帝国の慰安婦」という問いをひらく

対話のために――「帝国の慰安婦」という問いをひらく

  • 定価=1900円+税
  • 四六版 336頁
「慰安婦」認識において、様々な議論を呼び起こしている朴裕河『帝国の慰安婦』。その問いかけに、どう向き合い、そこから何をくみ取ればよいのか。今あらためて、各分野の論者たちが、それぞれの専門領域に引き寄せ、その要点を明らかにする。
不毛な〈訴え〉を終わりにしたい。
〈正義の争い〉から「冷静な対話」へ。

朴裕河著『帝国の慰安婦』は、「慰安婦」認識において、なぜ、これほど論争的な書となってしまったのか。その評価は妥当なのか。
「帝国の慰安婦」という考え方を通した「慰安婦」問題へのアプローチの可能性を提示する。
加納実紀代さんのご冥福をお祈り申し上げます(2019年2月22日没)。

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本書の韓国語版が刊行されました。

【編著者】
西成彦(比較文学)「戦時性暴力とミソジニー―芥川龍之介『藪の中』を読む」
小倉紀蔵(韓国思想)「慰安婦問題における人間と歴史」
浅野豊美(国際政治)「普遍的価値の国民的価値からの独立と再融合への道」

【執筆者】
上野千鶴子(社会学)「『帝国の慰安婦』のポストコロニアリズム」
加納実紀代(女性史研究)「「帝国の慰安婦」と「帝国の母」と」
熊谷奈緒子(国際関係)「朝鮮人「慰安婦」をめぐる支配権力構造」
天江喜久(台湾近現代史)「他山の石―台湾から『帝国の慰安婦』問題を考える」
藤井貞和(詩人・日本文学)「『からゆきさん』と『帝国の慰安婦』」
東郷和彦(国際政治・元外交官)「外交官の目で読む『帝国の慰安婦』」
四方田犬彦(比較文学)「より大きな俯瞰図のもとに―朴裕河を弁護する」
中川成美(日本近現代文学)「国家と性―文学を通して『帝国の慰安婦』を読む」
熊木勉(朝鮮現代文学)「韓国文学から見た慰安婦像、その記憶の形成」
中山大将(北東アジア地域研究)「なぜ「数」を問うのか?」
外村大(日本近現代史)「慰安婦をめぐる歴史研究を深めるために」
金 哲(東アジア近現代文学)「抵抗と絶望―主体なき主体に向かって」

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執筆者・中山大将氏による本書刊行案内


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