在日総合誌『抗路』12号
在日総合誌『抗路』12号
- 1500円+税
- 四六判 234頁
今号も多彩な執筆陣による充実の内容で、「在日」問題を、そして「日本」社会を考えます。
山口県宇部の海底炭鉱「長生炭鉱」の犠牲者遺骨収集、長崎朝鮮人被爆者問題、軍艦島・佐渡島金山の文化遺産登録をめぐって、etc
10年間にわたり、「在日」問題を取り上げ続けた書籍『抗路』の終刊号。
多くの出会いとともに、ひとまずここでお別れです。
皆さま、ありがとうございました。またお会いいたしましょう。
特集 「在日」にとって境界とは
【グラビア】
裵昭 「82年ぶりに開いた長生(ちょうせい)炭鉱の坑口」
尹健次 「『在日』を考える 終刊号を迎えて」
鄭炳浩 「希望と連帯を求めて 強制労働者の記憶と帰還」
桜井泉 「『隣の国の言葉』と『ウリマル』と」
尹慧瑛 「『在日』を考えるために イギリス・アイルランドとの往復」
佐々木亮 「海峡で歩く 悼む 記者として、『私』として」
松坂裕晃 「壁を越える詩 ナイドゥと許貞淑、金億をつないだ『植民地間意識』」
朴香樹 「韓国生活25年 在日3世の私が脱北者と向きあう理由」
戸田郁子 「在韓日本人を生きる」
黒川創 「『「日本語」の文学が生まれた場所』をめぐって』(インタビュー、聞き手・文京洙)
【小特集 表現の現場から】
趙博 「学者から芸人への『転落』秘話」
笑福亭銀瓶 「上方落語の世界で『在日』を生きる」
李知承 「歌が生まれるとき」
山本香利 「歌い紡ぐ・そして・つながる」
[論考・エッセイetc]
文京洙 「弔いの政治学 死者と生者の行き交い 韓国/日本」
斎藤真理子 「韓国文学と在日文学のあいだ 李明淑の詩業」
小林聡明 「幻の朝鮮民間放送協会と鳴り響き続ける声」
韓光勲 「朴慶植による関東大震災朝鮮人虐殺の調査をめぐって」
ソン・ジュンナン 「ルーツをたどる旅から帰って」
金鍾太 「米国ドラマ『PACHINKO』から「在日の物語」の可能性を探る」
[追悼]
早尾貴紀 「徐さんから私が受け取ったもの」
磯貝治良 「梁石日さんの思い出」
[映画評]
金洪仙 「ソウルの春」
[短歌]
凜七星 「一詠日和〈九〉」
[書評]
李昤京 「『韓国社会運動のダイナミズム』」
林茂澤 「『新自由主義の時代の在日コリアン』」
【表紙絵】
しん よんひ 「絵を描いて生きる―」
『抗路』総目次
※「希望と連帯を求めて 強制労働者の記憶と帰還」をご執筆いただきました、元韓国文化人類学会長、鄭炳浩(チョン・ビョンホ)氏が去る12月8日に逝去されました。享年69。ご冥福をお祈りいたします。
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